育成就労制度とは
2024年6月に成立した改正法により、技能実習制度に代わる新たな枠組みとして「育成就労制度」が創設されます。
育成就労制度の概要
日本の人手不足に対応するために創設された制度で、外国人材が3年間滞在しながら技能を習得できます。人材育成と確保が主目的で、転籍が可能な設計となっており、特定技能制度への移行を見据えています。施行時期は2027年頃と見込まれ、2030年頃には完全移行する予定です。
技能実習制度との違い
- 目的:技能実習は国際貢献・技能移転、育成就労は日本の人手不足対応・人材確保
- 在留期間:技能実習は最長5年、育成就労は原則3年
- 対象職種:技能実習は80職種以上、育成就労は16業種(特定技能と同様)
- 転籍:技能実習は不可、育成就労は一定条件で可能
企業側のメリット
- 日本語能力試験N5相当以上の人材確保が可能
- 3年間の計画的な育成と特定技能への継続が可能
- 真に人手不足な分野への対応が可能
- 監理支援機関による総合的サポート
外国人材側のメリット
- 育成就労から特定技能への明確なキャリアパス
- 転籍可能による労働条件改善の機会
- 渡航費用負担の軽減
- 日本語能力の向上とスキルアップ
課題
企業側は初期費用の負担(目安約50万円)や受入職種の限定、外国人材側は在留期間の短縮(5年→3年)やN5以上の日本語要件などの課題があります。
特定技能制度との関係
育成就労(3年)→特定技能1号(5年)→特定技能2号(更新可)という移行経路により、最長13年以上の就労が可能です。特定技能2号では家族帯同も認められます。