■ 報告されたさまざまな事例一覧 ■

専門家の声
乳児用呼吸モニター(ベビーセンスTM)が有用であった乳幼児突発性危急事態(ALTE)の2例 - 木沢記念病院小児科 -


般利用者の声
レンタル利用者の声1
レンタル利用者の声2





乳児用呼吸モニター(ベビーセンスTM)が有用であった乳幼児突発性危急事態(ALTE)の2例 - 木沢記念病院小児科 -    


<要旨>

院内で生後24時間以内に発症し、乳児用呼吸モニター(ベビーセンスTM)のアラームにより気付かれ、ただちに蘇生したことで、後遺症なく退院した乳幼児突発性危急事態(ALTE)の2例を経験した。症例は、ベビーセンスTMのアラームにより早期に発見され蘇生されたためALTEであったが、発見が遅れていた場合、乳幼児突然死症候群(SIDS)になっていた可能性があったと考えられた。ALTEの原因として、症例1は胃軸捻転症が関与していた可能性が考えられ、症例2については、低体温が関与した可能性が考えられた。ベビーセンスTMは、
(1)誤動作によるアラームがほとんどない、
(2)マット下にセンサーパネルを置くだけでよく、児の体に直接センサーをつける必要がない、
(3)心電図モニターなどに比べ低価格であり、リスクの有無にかかわらず全新生児に適応できる点で、 すぐれた無呼吸モニターであると考えられた。

<はじめに>

乳幼児突発性危急事態(ALTE)は、「それまでの健康状態および既往歴からその発症が予想できず、しかも児が死亡するのではないかと観察者に思わせるような無呼吸、チアノーゼ、顔面 蒼白、筋緊張低下、呼吸頻拍などのエピソードで、その回復に強い刺激や蘇生処置を要したもののうちで原因が不詳のもの」である。現在、ALTEの病因として無呼吸発作が考えられており、発作の早期発見のためには無呼吸モニターが有効であると考えられているが、全国的にみて、院内の全新生児に対する無呼吸モニター導入施設は、まだ少ないと思われる。
今回我々は、生後まもなく院内で発症し、乳児呼吸モニター、ベビーセンスTM(イスラエル、HISENSE社製)が有用であったALTEの2例を経験したので報告する。

<症例>
[ 症例1 ] 生後0日、男児

主訴:チアノーゼ発作

家族歴:同胞(兄1人)異常なし。

妊娠分娩経過:母親は29歳の1回経妊経産婦。飲酒(-)、喫煙(-)。妊娠経過順調であったが、在胎35週2日、前期破水のため経膣分娩で出生。臍帯巻絡頸部に1回あり。出生体重2,510g。アプガースコア9点/1分、9点/5分。

入院時現症:外表奇形なし。軽度の陥没呼吸、多呼吸。体温37.3度。SpO2 = 97%、呼吸数50〜60回/分、心拍数140〜150回/分。

検査所見(表1):出生直後の血液生化学検査、異常なし。有機酸、アミノ酸分析、異常なし。胸部レントゲン、異常なし。頭部エコー、心エコー、異常なし。ホルター心電図、異常なし。

入院経過:保育器に収容し、酸素30%にて、SpO2 = 100%。生後13時間、ベビーセンスTMのアラームが鳴り、無呼吸状態でチアノーゼをおこしている所を発見され、刺激にて回復した。このとき、SpO2は最低38%まで下がった。その後、腹部膨満がつづくため、哺乳後は右側臥位 上体挙上位とし、腹部膨満は軽快した。生後19日に上部消化管造影を行い、胃軸捻転症と診断した。その後の経過は順調で、生後16日に酸素中止、生後17日にコットへ移床、生後23日に体重2,706gで退院した。入院中、ALTEは最初の1回のみであった。退院後は、自宅で、ベビーセンスTMを使用してもらうこととした。

[ 症例2 ] 生後0日、男児

主訴:チアノーゼ発作

家族歴:同胞(兄1人、姉1人)異常なし。

妊娠分娩経過:母親は34歳の2回経妊経産婦。飲酒(-)、喫煙(-)。妊娠経過順調。在胎39週0日、経膣分娩で出生。出生体重2,744g。アプガースコア9点/1分、10点/5分。

入院時現症:外表奇形なし。体温35.8度。SpO2 = 100%、呼吸数45〜55回/分、心拍数140〜150回/分。

検査所見 (表2):ALTE発症直後の血液生化学検査で、GOT(124IU/l)、LDH(557IU/l)、CPK(1,059IU/l)、WBC(28,700/ul)の上昇を認めた。有機酸、アミノ酸分析、異常なし。胸部レントゲン、異常所見なし。頭部エコー、心エコー、異常なし。ホルター心電図、異常なし。

入院経過:軽度低体温のため、電気アンカを使用し、コットで経過観察されていた。生後3時間、ベビーセンスTMのアラームが鳴り、無呼吸状態でチアノーゼをおこしている所を発見され、刺激にて回復した。このときの体温は36.4度、SpO2は最低70%まで下がった。保育器に収容し、酸素30%にて、SpO2 = 100%。その後の経過は順調で、生後2日に酸素中止、生後3日にコットへ移床した。生後4日の血液検査にて、GOT(92IU/l)、LDH(525IU/l)、CPK(463IU/l)、WBC(11,600/ul)に低下していた。生後6日に体重2,698gで退院した。入院中、ALTEは最初の1回のみであった。退院後は、自宅で、ベビーセンスTMを使用してもらうこととした。

(小児科臨床 53:2000-3より 抜粋)

事例一覧に戻る





レンタル利用者の声1(埼玉県 . Mさん)    

生後3週間でアラームが鳴っているのにハッと思いあわててベッドに行くと、赤ちゃんは両手をつっぱらせて声が出ずにいました。黒紫色だった顔が大きく息をした後、真っ赤になって元気に手を動かしました。無呼吸について聞いてはいましたが、実際に鳴ったのでびっくりしました。あのとき、ベビーセンスをつけていなくて無呼吸を自力で回復してなかったら、今この子を抱くことはできないかもと思うと背筋がゾッとします。1人目の子は、仮死で産まれ入院していたのに、2人目の子は、ごく健康体で産まれてきました。退院後は、家でも心電図が欲しいと思っていましたが、そのときはベビーセンスはまだなかったので、1時間おきに目が覚めて寝息を確認するのが習慣でした。今も、機械なんだという事を忘れないようにし、自分の目で顔をのぞくようにしています。このモニターをつけるには、家族全員で使用目的を理解しないと、と思います。やたらと神経質にならず、おおらかな子育てをするようにしました。



事例一覧に戻る





レンタル利用者の声2(沖縄県 . Kさん)    

子供(第2子男児)が、生後1ヶ月頃、突然無呼吸状態に陥り、間一髪のところで救命。人工呼吸のお世話になり約2ヶ月の入院の後、私が退院後少しでも安心できるようにと病院の先生がベビーセンスをすすめてくださいました。8カ月近くまで使わせて頂きましたが、夜間などはベビーセンスがあるお陰で不安が軽減されました。お昼寝の時も使用して、家事をする事ができました。本当に心から感謝しています。私のような方に多く使っていただきたいと思います。



事例一覧に戻る



製品案内 | SIDSとは? | 事例 | リンク | 資料請求